バナナは栄養が非常に高い食品なので積極的に食べているという方もいるのではないでしょうか。
しかし、バナナって食べ過ぎてしまったりするとあまりよくありません。
では、どのくらいが適量で食べ過ぎるとどのようなことが起こるのでしょうか。
そこで、今回はバナナを食べ過ぎると起こる症状や1日あたりの適正量などお伝えしていきます。
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バナナの食べ過ぎで腹痛や下痢になるって本当?
バナナを食べ過ぎると、腹痛や下痢などが起こるかについてですが、これは本当です。
ただし、あくまでも、食べ過ぎが良くないのであって適正な量を食べる分には問題はないので、安心してくださいね。
では、なぜ食べ過ぎると腹痛や下痢を起こしてしまうのか簡単に説明していこうと思います。
①バナナには整腸作用があるから
バナナには食物繊維が豊富に含まれています。
一般的に、食物繊維には水に溶けるタイプの水溶性のもの、水にはとけにくく逆に水を吸着してくれるタイプの不溶性のものがあります。
ほとんどの食べ物はどちらか一方というものが多いのですが、バナナはどちらも含んでおり、腸内環境をより高め、便を上手く作りだしスムーズに排泄させるという働きをしてくれるのです。
また、食物繊維だけでなくオリゴ糖やレジスタントスターチという腸内環境を整えるのに最適な栄養をもっているので、もともと腸内にとって良い食べ物なのです。
ですので、適正な量を食べて便通が良いと言うことは、必要以上食べ過ぎると効果が高く現れてしまうということにつながるので結果的に腹痛や下痢などをおこしてしまうという結果につながってしまうことになるのです。
②バナナは身体を冷す効果があるから
南国生まれのバナナは身体を冷してくれるという効果を持っています。
暑い日に身体を冷してくれるという点ではものすごく有能な食べ物だと思いますが、食べ過ぎると思った以上に体温の下げてしまい知らず知らずの間に冷えが全身に回り、お腹も冷えます。
お腹が冷えることで結果的に腹痛や下痢を起こしてしまうと言うことにつながってしまうのです。
バナナの食べ過ぎが害になる原因は何?
バナナは栄養が満点ですが、食べ過ぎると一変して害になってしまいます。
その及ぼす害とは一体どんなものでしょうか。
①カリウムが原因による高カリウム血症
バナナには、カリウムがたくさん含まれています。
大体ですが、1本あたり400㎎程度は含まれていて非常に多いと言えます。
普段、健康な人がカリウムを摂取しても腎臓でろ過されて排泄物として体内から排出されれるので特に問題はありません。
むしろ塩分などを上手く外へ排出して血圧を下げてくれたりする効果もあるので、一概に悪いものとは言えないのです。
しかし、なんらかの事情で腎臓病を患っている方や機能が低下している方がが食べすぎてしまうと、上手く排泄することが出来なく体内に溜まってしまうので、濃度が一気に高まり高カリウム血症が起こってしまいます。
高カリウム血症は最初のほうこそ無症状でありますが、症状が進むと痺れや筋力低下など神経症状が起こり、最悪、不整脈を起こすと命の危険があるほどとて怖いものなのです。
②結石が出来やすい
バナナにはシュウ酸という成分が多く含まれています。
シュウ酸は、カルシウムと結合しやすく腸の中で結合すると便と一緒に排泄されます。
しかし、カルシウムが少なくシュウ酸が多い状態だと上手く腸で結合出来ず、腎臓の中で結合されたものが出来てしまいます。
腎臓の中で出来た結石については無症状なことが多いのですが、腎臓から尿として排出されるときに尿細管という細い管のようなものを通るときに、痛みが生じてしまいます。
この痛みはのたうち回るほどの痛さとも言われており、とても大変な思いをするようです。
また痛みだけではなく、圧が高まって石が邪魔をしてしまうので、尿が出にくかったり、残尿感として何らかの違和感を感じてしまうことがあるのです。
③糖質がやや多い
バナナのカロリーは1本あたり、約86キロカロリーとやや低めなのですが、糖質が約23gもあります。
適正量を食べることは問題が無いですが、何本も食べ過ぎると糖質をたくさんとってしまいますし、カロリーも結果的に多く摂ることになってしまうので、太りやすくなってしまいます。
バナナは一日何本くらいが適量?
食べ過ぎるバナナはいけないということは、ここまでもお話でお分かり頂けたかと思いますが、では実際どのくらいまでが適正量なのでしょうか。
目安
大人・・・1~2本以内
子ども・・・1本
カリウム・シュウ酸・糖質などのトータル的なことを考えると、上記の量が適正と言えるでしょう。
バナナはいつ食べると効果的?
バナナを食べる時間帯によって実は期待出来る効果が違うのです。
朝・昼・夜で期待できる効果が違うので参考にしてみてください。
朝に食べると良い効果
①エネルギー補給
起床後は、エネルギーが不足している状態です。
朝食では、他の時間帯よりよりエネルギー補給が重要となってくる時間帯です。
糖分が多く含まれており、糖の吸収バランスも早いのでスムーズな糖分補給が出来て、朝の始まりをスムーズに迎えることが出来るでしょう。
②便通をよくする
冒頭のほうでも食物繊維が豊富とお話しましたが、朝にバナナと食べることで腸の動きが一気に活発に動き出すので、朝の便通もスッキリでお腹の調子も整うでしょう。
③血圧を調整する
朝は、身体を動きだすため一気に血流がアップするので、血圧が高くなる傾向にあります。
その血圧を安定させるのに朝バナナは良い効果をもたらします。
昼に食べると良い効果
①エネルギーチャージ
朝のバナナと一緒で糖分が直ぐに吸収されるので、エネルギーがチャージされて元気になります。
②集中力アップ
バナナにはビタミンB1が含まれています。このビタミンは脂肪をエネルギーに変えるという性質があり、集中力を高めたり疲労をとったりする効果があるのです。
夜に食べると良い効果
①リラックス効果
バナナにはトリプトファンというアミノ酸が含まれています。
トリプトファンは、脳内から分泌されるセロトニンというものを増やす効果があり、これらが出ることで、自律神経のバランスを整えて心の安定やリラックス効果などをもたらすということがあります。
バナナにはトリプトファンだけでなく、ビタミンB6やCなど豊富なビタミン類がセロトニンの放出の安定につながるのでとても良い食材なのです。
バナナの食べ過ぎで腹痛に?一日何本?いつ食べると効果的なの?のまとめ
バナナ効果などご紹介しました。
・バナナを食べ過ぎると腹痛や下痢をおこすのは本当
・バナナを食べ過ぎることで起こりうる害
①カリウムが原因による高カリウム血症
②結石が出来やすい
③糖質がやや多い
・バナナの1日あたりの適正量
大人・・・1~2本以内
子ども・・・1本
・バナナは朝・昼・夜どの時間帯でも効果的だがさらに効果を高めるなら、期待出来る硬貨を狙って食べる時間帯を分けた方が良い
バナナは手軽の食べられますし、すぐに買えるのでとても身近な果物ですよね。
栄養が豊富だからといって食べ過ぎるのは逆効果ですし、必ず適正量を守って毎日少しずつ食べるのが良い食べ方なので、是非今回の記事を参考にしてみてくださいね。
また、バナナの賞味期限や保存方法についてはこちらにまとめているので、あわせて参考にしてくださいね。
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