らっきょうは健康にも良い食品ですので、普段から食べているという方も多いでしょう。
ただ、らっきょうを開封をしたあとどのように保存すれば良いのか、日持ちはどのくらいするのだろうかなど疑問に思うこともありますよね。
そこで、今回は生のらっきょう、漬けたらっきょうの2つについて賞味期限や正しい保存方法などお伝えしていきます。
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らっきょうの賞味期限はどれくらい?
らっきょうの賞味期限はどのくらいもつでしょうか。
生のらっきょうと漬けたらっきょうでは、期限が違ってくるので、それそれ見ていきましょう。
生らっきょうの賞味期限
常温:保存が出来ません。
冷蔵:2~3日、種類によっては1~2週間持つものもあります。
冷凍:保存はあまり向きません。
生らっきょうは、成長が早いため収穫後も放置していると芽が生えてきて一気に鮮度が落ちてしまう野菜です。
次で説明するのですが、生のまま保存するより漬けてしまった方が圧倒的に期限が延びるので、自家製のらっきょうを作るなら早い段階で漬け始めた方が良いでしょう。
漬けらっきょうの賞味期限
市販品
常温:3ヶ月~6ヶ月
冷蔵:6ヶ月~1年
冷凍:1~3年(それ以上も・・・)
手作り品
常温:1年
冷蔵:1~3年(長いと7~10年ほど)
冷凍:5~10年
らっきょうは、市販品より手作り品の方が長いように感じられますよね。
市販品も、もちろん保存状態がよければそれなりに長持ちしますが、売られているものに関しては基準が厳しく設けられているので、差が出てしまうのは仕方がないことなのです。
ただ、手作り品が長もちするように見えても、保存法をしっかりしていないとあっという間にダメになってしまうので、注意は必要です。
賞味期限切れのらっきょうはいつまで食べられる?
賞味期限が切れてしまったらっきょうですが、実は切れた後も数日~数週間は大丈夫ということもあります。
保存状態が良ければ、数年単位で保存出来るものですので、多少過ぎていても食べることは可能ですが、必ず状態を確認して食べるときには自己責任でお願いします。
また、らっきょうで1つ注意してほしいことがあります。
新鮮なものでも、期限が切れたものでもそうですが、早く食べきってしまいたいからと言って、一気に何個も食べてはいけません。
らっきょうには、硫化アリルという成分が含まれていて、食べ過ぎると胃や腸に負担をかけてしまい、下痢や嘔吐などの胃腸障害を起こすことがあります。
また、それとは逆に、食物繊維が豊富なため食べ過ぎると腸内で詰まって便秘になる可能性もあるので、食べる時には一気に食べるのではなく、1日の中で1~3個程度にとどめておくようにしましょう。
らっきょうって腐るとどうなるの?
らっきょうが腐るとどのような状態になるのでしょうか。
生のままと漬けた物に分けて見ていきましょう。
生のらっきょうが腐った場合
・根の方からカビが生える
・皮を剥くとぶよぶよのらっきょうが出てくる
・芽が伸びてふにゃっとする
・悪臭がする
漬けたらっきょうが腐った場合
・漬けている酢がカビる
・漬けている酢が濁る
・漬けている酢が泡立つ
・悪臭がする
・らっきょうが溶ける
・食べると舌がピリピリとする
・苦みが出る
などの状態が見られます。
らっきょうの色が変だけれど大丈夫!?
実は、漬けたらっきょうのみに現れる現象なのですが、たまに緑や青に変色していることがあります。
カビが生えてしまったのか?腐ってしまったのか?と心配になりますが、これは腐っていません。
長年漬けていると、お酢の成分とらっきょうの成分が反応して化学反応を起こしてしまうのです。自然の現象なので特に問題はありません。
また、茶色っぽく変色することもありますが、これは、らっきょうがお酢に浸からず空気に触れてしまったり、漬けていた物から取り出りだし放置しておくとこのような現象が起こります。
どちらも腐っている訳ではありませんが、見た目になんとなく嫌悪感を感じた場合には食べずに破棄しても大丈夫です。
らっきょうの正しい保存方法は?
らっきょうの保存方法ですが、生のまま、漬けたときの保存の仕方が違うのでそれぞれ説明していきますね。
生らっきょうの保存の仕方
生らっきょうは、冷蔵保存のみ可能です。
①土付きのままの生らっきょうを新聞紙に包む
②野菜室に立てるように知って入れて完成
必ず生のものを保存する時には土つきのまま(収穫されたまま)の状態で保存します。
土を取ったり、皮を剥いてしまうと一気に傷んでしまいます。
また、常温で保存したりすると、成長が進んでしまい食べることが出来なくなってしまうので必ず冷蔵で保存しましょう。
漬けたらっきょうの保存方法
漬けたらっきょうは、基本的に手作りも市販品も同じような保存方法でOKです。
漬けた物は、常温・冷蔵・冷凍の3パターンで保存出来ます。
常温保存の仕方
①タッパーなどの密閉容器にらっきょうとつけ汁を入れてしっかり蓋をする
②直射日光の当たらない冷暗所において完成
常温で保存するときには、15℃以下の涼しい場所に置くようにしてください。
また、常温で保存すると、徐々にシャキシャキ間がなくなってしまい本来のらっきょう感がなくなってしまいます。
歯ごたえを残したい場合には、冷蔵で保存することをおすすめします。
冷蔵保存の仕方
①タッパーなどの密閉容器にらっきょうとつけ汁を入れてしっかり蓋をする
②冷蔵庫へいれて完成
常温でもそうですが、冷蔵のときにもしっかりとらっきょうはつけ汁につけた状態で保存するようにしてください。
つけ汁かららっきょうが出ていると、カビが発生しやすくなってしまいますので注意が必要です。
また、必要以上に蓋の開け閉めも良くないので注意しましょう。
冷凍保存の仕方
①ジップロックなどの密閉袋につけ汁とらっきょうを入れる(小分けにした方が良い)
②空気をしっかり抜き封をする
③金属トレーの上にのせる
④冷凍庫へ入れる
⑤急速モードなければ通常モードで冷凍開始
解凍方法
らっきょうを解凍する場合には、自然解凍するようにしましょう。
食べる前日に冷蔵庫へ移してゆっくり解凍するようにしましょう。
らっきょうの賞味期限はどれくらい?腐るとどうなるの?保存方法は?のまとめ
らっきょうの賞味期限などご紹介しました。
・生らっきょうの賞味期限
常温:保存が出来ません。
冷蔵:2~3日、種類によっては1~2週間持つものもあります。
冷凍:保存はあまり向きません。
・漬けらっきょうの賞味期限
市販品
常温:3ヶ月~6ヶ月
冷蔵:6ヶ月~1年
冷凍:1~3年(それ以上も・・・)
手作り品
常温:1年
冷蔵:1~3年(長いと7~10年ほど)
冷凍:5~10年
生のらっきょうが腐った場合
・根の方からカビが生える
・皮を剥くとぶよぶよのらっきょうが出てくる
・芽が伸びてふにゃっとする
・悪臭がする
漬けたらっきょうが腐った場合
・漬けている酢がカビる
・漬けている酢が濁る
・漬けている酢が泡立つ
・悪臭がする
・らっきょうが溶ける
・食べると舌がピリピリとする
・苦みが出る
・らっきょうの保存方法は、生らっきょうは冷蔵のみ、漬けらっきょうは常温・冷蔵・冷凍でOK。
らっきょうは、生のままでは日持ちがしませんが、漬けた物はぐっと日が持つようになります。
日持ちさせるためにも正しく保存して最後までおいしく食べるようにしてくださいね。
また、いろんな野菜の賞味期限や保存方法についてはこちらにまとめているのであわせて参考にしてください。
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