あさりに含まれている旨味成分である『グルタミン酸』と『イノシン酸』。
冷凍するとその旨味成分が増し、美味しさがアップします。
あさりは、あまり日持ちしないイメージですが、冷凍あさりも同じなのでしょうか?
せっかく、旨味がupしても、傷んだ冷凍あさりを使用していてはダメですよね。
栄養豊富なあさりですし、美味しく安全に食べたい!!と、冷凍あさりについて少し調べてみたので、ご紹介したいと思います。
良かったら参考にして下さいね。
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冷凍あさりの賞味期限はどれくらい?
・約1ヶ月ほど
あさりは、冷凍で6ヶ月ほど保存できると言われています。
ですが、3ヶ月経過したものを食べて、相当な味の劣化が感じられた、という話も聞きます。
ですので、美味しく食べられる期間は、1ヶ月ほどです。
また、冷凍保存すると、旨味もアップします。
美味しく食べるために、生のあさりを手に入れたら、その日のうちに冷凍保存しましょう。
放置しすぎると、痛みの原因になりますので気をつけてくださいね。
冷凍保存する時は、下処理が必要です。
ひと手間かかりますが、安全に少しでも長く保存するには必要なので、しっかりと下処理を行うようにしましょう。
冷凍保存方法については、後ほどご紹介したいと思います。
あさりの賞味期限
・常温保存では数時間程度
・冷蔵では、1~2日しか持ちません。
・冷凍すると、1ヶ月程度保存可能です。
生のあさりの保存温度は、10~15℃が適しています。
常温保存は向いていません。
すぐに調理をする場合は、冷蔵保存で良いかと思います。
この時は、通常の冷蔵庫より、野菜室での保存が適しています。
潮干狩りで採ってきたり、大量にあさりが手に入り、直ぐに使いきれない場合は、冷凍保存がおススメですよ。
加熱したあさりの賞味期限の目安です。
・味噌汁、、、数時間
・酒蒸し、、、冷蔵保存で24時間
・佃煮、、、冷蔵保存で2週間~1ヶ月(開封後)
あさりを使った料理は、基本的に日持ちしません。
冷凍あさりを調理した後も、なるべく早く食べきるようにしましょう。
賞味期限切れの冷凍あさりはいつまで食べられる?
・期限切れの場合は、食べないほうが良いです。
賞味期限と、消費期限は違う為、だいたいの食材は、賞味期限が切れていても食べられる可能性が多いです。
*賞味期限・・・(未開封、保存方法を守った時の)美味しく食べられる期間。
*消費期限・・・(未開封、保存方法を守った時の)安全に食べられる期間。
ですが、あさりは、傷みやすい食材です。
冷凍あさりは、6ヶ月ほど冷凍保存ができるとも言われていますが、1ヶ月を過ぎると、旨味も減っていきますし、傷んで食中毒の原因ともなりかねません。
賞味期限切れの場合は、安全性を考慮して、食べない方が良いと思います。
賞味期限が切れていなくても、保存状態などによって傷んでいる場合もあります。
食べる前に、状態をチェックして、違和感を感じたら食べるのはやめておきましょう。
また、あさりやホタテなどの二枚貝は、ノロウイルスなどの食中毒を起こしやすいです。
その他にも、エサのプランクトンが原因で毒をもつことがあります。
毒化した貝を食べると、下痢や麻痺などの食中毒症状を起こします。
毒化した貝は、出荷規制されて、市販されることがほぼないため、貝毒による食中毒は市販品ではほとんど起こっていません。
ですが、潮干狩りなどで採ってきた貝などは、注意が必要です。
潮干狩りなど、自分で採取する時には、貝毒の出荷規制海域になっていないか、確認するようにしましょう。
大量にあさりが手に入ったり、すぐに調理しないときの冷凍保存の方法をご紹介したいと思います。
冷凍保存方法
・保存する前に砂抜きを行ってください。
(貝殻に付着していた雑菌などを取り去ることができるので、日持ちがより長くなります。)
①あさりの砂抜きを行う。
②①のあさりをよく洗ってから、水分をしっかり拭き取る。
③ジッパー付きの保存袋などに、あさりが重ならないように平らに入れて、空気を抜いて袋を閉じる。
(ストローを使って、空気を吸うと、抜きやすいです。)
④ステンレスやアルミのトレイやバットの上に置き、冷凍庫で急速冷凍する。
あさりのむき身でも冷凍できます。
あらかじめ加熱して、むき身にしてから冷凍する方法もあります。
この場合、冷凍庫で約3週間の保存が可能です。
あさりの砂抜きのポイントもご紹介します。
①海水と同じ3%濃度の食塩水を用意する。
②蓋をしたり、アルミホイル等を被せて暗い環境にする。
③冷蔵庫か室温に置くかで砂抜きする時間を調節する。
冷凍あさりって腐るとどうなるの?
・加熱してもあさりの口が開かない。
・あさりの口は開いたが、身が溶けている。
・異臭がする。
・砂抜きした時の水が白濁している。
上記のような場合は、腐っている可能性が高いです。
加熱しても死なない食中毒菌もあるので、食べずに捨てるようにしましょう。
冷凍あさりを解凍後に再冷凍するのはダメ?
・再冷凍は、NG
冷凍食品は、その食材の開封、未開封に関わらず、再冷凍することは良くないようです。
冷凍あさりも同様です。
再冷凍すると、食品の細胞構造が破壊されてしまい、食品の栄養や質が低下してしまいます。
また、一度解凍された時の温度が5℃以上だった場合、雑菌などが繁殖する恐れがあります。
冷凍したあさりは、一度温度が上がる経験をすると、口を開かなくなります。
解凍はもちろんですが、冷凍庫の扉が数時間閉まりきってなかったり、冷凍庫で次に冷凍しようとしているものを、冷凍あさりの上に乗せたりすると、一時的に温度が上がります。
このように、途中で温度が上がってしまったり、冷凍の期間が2ヶ月をすぎると、冷凍あさりは口を開きにくくなります。
味の低下はもちろん、衛生面などから考えても冷凍あさりを再冷凍することは、お勧めできません。
解凍方法
・自然解凍は✖
じわじわと解凍すると、蝶番のたんぱく質が壊れたり伸びたりして、加熱しても殻が開かなくなります。
『解凍』ではなく、『調理』による加熱をするようにしてください。
あさりは凍ったまま、鍋やフライパンなど入れ、一気に加熱しましょう。
熱湯でボイルしてから使うときは、ゆで汁にあさりの旨味が詰まっています。
ゆで汁もスープなどにして利用するのも、おススメですよ。
あさりの旬は春と秋です。
産卵期の6月~9月にかけてのあさりは、食中毒を起こしやすく、味もおちます。
あさりを食べたり、冷凍保存する時は産卵期以外がおススメです。
殻の模様がはっきりしていて、横じまのあるものは味がいいそうですよ。
冷凍あさりの賞味期限はどれくらい?腐るとどうなる?再冷凍はNG?まとめ
冷凍あさりは、約1ヶ月が、美味しく食べられる賞味期限です。
6ヶ月ほど食べられるとも言われていますが、次のような状態になっているものは、食べるのはやめましょう。
・加熱してもあさりの口が開かない。
・あさりの口は開いたが、身が溶けている。
・異臭がする。
・砂抜きした時の水が白濁している。
腐っている場合があります。
二枚貝は、食中毒を起こす可能性もあります。
違和感を感じたら、食べずに廃棄しましょう。
また、一度解凍した冷凍あさりを、再冷凍するのもやめておきましょう。
一度温度が上がると、雑菌が繁殖する可能性がありますし、加熱してもあさりの口が開きにくくなります。
自分であさりを冷凍する時は、一回に使う分量づつ小分けにして冷凍すると良いですよ。
また、潮干狩りのあさりの持ち帰り方法や保存方法についてはこちらに詳しくまとめているのであわせて参考にしてくださいね。
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