しらすとちりめんじゃこの違いは?栄養素に差はあるの?

しらすとちりめんじゃこの違いは?栄養素に差はあるの?

おもしろいことに、産地によって旬の時期が異なるしらす。

静岡県産のしらすは6月~9月、茨城県産のしらすは9月~10月、漁獲量日本一の愛知県産のしらすは6月~8月に旬を迎えます。

スーパーでは小分けのパックでも売られているため、一人暮らしの方でも簡単に栄養補給ができたり離乳食や幼児食など少量必要な時でも、手軽に使うことができます。

しかし、しらすと一緒にちりめんじゃこも売られていますよね。

しらすとちりめんじゃこの違い、皆さんはわかりますか?

ここでは、しらすとちりめんじゃこの違いについて詳しく説明します。

しらすとちりめんじゃこの違いは?

しらすとちりめんじゃこの違いは?栄養素に差はあるの?

しらすとは

主に、イワシの稚魚の総称で、カタクチイワシ、マイワシ、ウルメイワシの三種類が「しらす」として漁獲されています。

しらすは、もともと透き通っており半透明なのですが、茹でることで白い色に変化します。

長さは2cmに満たないほどで、それ以上成長すると呼び名が変わります。

(3~5cmはおかずなご、5cm以上はイワシと呼びます。)

漁獲されたしらすを、さっと塩ゆでしたものを釜揚げしらすといいます。

よくスーパーでパック売りされている白いしらすは釜揚げしらすです。

ちりめんじゃことは

実はちりめんじゃこもしらすとまったく同じ魚の種類です。

釜揚げしらすをしっかりと天日干ししたものを「ちりめんじゃこ」と呼びます。

青菜やひじき、カリカリ梅などとちりめんじゃこを混ぜて、ご飯のお供として売られている印象がありますね。

しらすもちりめんじゃこも同じ魚だった!

釜揚げしらす、ちりめんじゃこのほかに「しらす干し」と呼ばれるものがあります。

これは茹でたしらすを天日干しや乾燥機などで軽く乾燥させたものです。

しらすを加工した際の水分含有量順に

釜揚げしらす(水分量80%前後)>しらす干し(水分量70%前後)>ちりめんじゃこ(水分量40%前後)

と呼び名が変わります。

水分量が多いほど柔らかくて食べやすいのですが、日持ちしません。

一方、水分量が少ないほど硬くて食べにくいのですが、保存がきき、また旨味も凝縮されています

乾燥すると体積が減るため、同じ量を食べた場合、栄養量が異なるのです。

しらすとちりめんじゃこのカロリーや糖質は?

スーパーで売られている小分けパックになっているしらすは、1パック約25gです。

一食分を約25gとして比較してみましょう。

一食25g カロリー 糖質
釜揚げしらす 31Kcal 0g
ちりめんじゃこ 93Kcal 0.2g

糖質に関してはとても低く、糖質制限中の方でも気にせず食べることができます

ちりめんじゃこのカロリーは、なんとコカ・コーラ200ml分のカロリーとほぼ同じ!

ちりめんじゃこは、乾燥していて水分量が少ない分、カロリーが高いですね。

では、ほかの栄養素も比較してみましょう。

一食25g たんぱく質 ナトリウム カルシウム マグネシウム 亜鉛 ビタミンD 葉酸
釜揚げしらす 6.1g 425mg 70mg 20mg 0.4mg 2.9μg 7μg
ちりめんじゃこ 18.8g 213mg 243mg 48mg 1.7mg 12.5μg 75μg

ちりめんじゃこは釜揚げしらすに比べ、水分量が少ないので同じ重量で比較すると、栄養素がぎゅっと詰まっているのがわかります。

釜揚げしらすとちりめんじゃこ、栄養や効能はどのようになっているのでしょうか。

しらすの栄養素や効能は?

しらすとちりめんじゃこの違いは?栄養素に差はあるの?

やわらかく、口当たりが良いのでたくさんの量を食べられますし、茹でて塩抜きをすることで離乳食時期の赤ちゃんから食べることができます。

また、魚を一匹まるごと食べることができるので、たんぱく質だけではなく、ミネラルを手軽に摂取できます。

なかなか自炊できない方や、日々の食事の栄養バランスに悩んでいる方、赤ちゃんやお子さんの栄養に気を遣う方にとって、しらすは万能食品です。

では、どのような栄養素が含まれているのでしょうか。

・たんぱく質

肌や内臓、筋肉を作る際に欠かせません。また、体のエネルギー源として必要不可欠な栄養素です。

パックからそのまま食べることもできるので、手軽にたんぱく質を摂ることができます。

・カルシウム

なんといっても骨ごと食べるわけですから、カルシウムを摂取するにはもってこいの食材です。

子どもの骨や歯の成長にも欠かせませんし、骨粗しょう症の予防にも役立ちます。

・ビタミンD

カルシウムを体内に吸収する際に、吸収率を高めてくれます。

しらすを食べるだけで、効率よくしらすに含まれているカルシウムを体内に吸収することができるのです。

・マグネシウム

骨の健康に欠かせないのがマグネシウムです。ほかにもタンパク質の合成や血圧の調整、心機能の維持など多岐にわたって働いています。

マグネシウムは現代社会において摂取不足とされていますので積極的に摂りたいですね。

ちりめんじゃこの栄養素や効能は?

しらすとちりめんじゃこの違いは?栄養素に差はあるの?

基本的に、しらすに含まれている栄養素とほぼ変わりません

しかし、ちりめんじゃこに加工されたことによって特化した栄養素についてご紹介します。

一食分(25g)としての栄養素を見てみましょう。

・カルシウム

一食分には、牛乳1杯(200ml)よりもカルシウムが多く含まれています

牛乳が苦手な方は、ちりめんじゃこを食べてカルシウムを摂取するとよいですね。

・葉酸

妊活中や妊娠時期に欠かすことのできない葉酸。胎児の成長に寄与するため、妊娠初期のころは特に積極的に摂りたい栄養素の一種です。

つわりが軽く、食事が可能な方は普段の食事に取り入れてみましょう。

使うときには気を付けて

ちりめんじゃこは、乾燥させたことにより、ビタミンDはしらすの約4倍、カルシウムも約3倍と、栄養素がぎゅっと濃縮しているのがわかりました。

しかしその分、塩分量も高くなっているのが気を付けたい点です。

この塩分量を減らそうとお湯で茹でてしまうと、水溶性の栄養素を失ってしまう可能性があります。

塩分が気になる場合は、お湯にくぐらせる程度にとどめるか、お料理に合わせる場合はお料理側の塩分量を少な目にしましょう。

しらすとちりめんじゃこの違いは?栄養素に差はあるの?まとめ

しらすとちりめんじゃこの違いについてご紹介しました。

~しらす~

・やわらかく、食べやすいが日持ちしない。

・離乳食や幼児食に使える。

・手軽に栄養補給できる。

~ちりめんじゃこ~

・硬く噛み応えがあり、日持ちする。

・しらすの栄養素が凝縮している。

・塩分量が多いので食べすぎに注意。

どちらも栄養価は高いので、意識的に摂取したい食品です。

そのまま食べてもいいですし、ごはんにのせて「しらす丼」、お豆腐にのせて「しらす冷ややっこ」、サラダに混ぜて「和風サラダ」、パスタと炒めて「ペペロンチーノ」もいいですね!

普段の食事にプラス一品、ぜひ取り入れてみてください。

しらすとちりめんじゃこの賞味期限や保存方法については、こちらにまとめているのであわせて参考にしてくださいね。

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