ミツカンさんから販売されているカンタン酢。
色々なレシピがホームページでも紹介されており、ちらし寿司なども作れるようですが、すし酢と何が違うのでしょうか?
また、米酢、穀物酢、甘酢との違いもご紹介したいと思います。
良かったら参考にして下さいね。
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カンタン酢とすし酢の違いは?
すし酢とは?
酢・砂糖・塩などを混ぜ合わせた、合わせ酢のことです。
すし酢は、主に酢飯を作る時に使われます。
寿司飯に使うお酢ですので、米から作られている米酢で作るのが最適です。
(お酢や砂糖には寿司飯がかたくなるのを防ぐ効果があります。)
すし酢は、酢飯だけでなく、ほかにも酢の物やサラダにも使えます。
すし酢を自分で作る時のレシピをご紹介したいと思います。
・米2合の場合
・米酢、、、40ml
・砂糖、、、20g
・塩、、、10g
比率は
米酢:砂糖:塩=4:2:1
お好みにより、甘さを控えたい場合は砂糖を減らしたり、甘めが好きな方は増やしてください。
また塩味を足したい場合は塩を増やしたり。
比率を参考に、お米の分量や好みによって量を調整してくださいね。
ミツカンからも、調味された合わせ酢として『すし酢』が販売されています。
原材料名をみてみましょう。
米酢、果糖ぶどう糖液糖、食塩、砂糖/調味料(アミノ酸等)
米酢が使用されています。
栄養成分(100gあたり)
・エネルギー 131kcal
・たんぱく質 0.1g
・炭水化物 33.5g
・ナトリウム 2290mg(食塩相当量 5.8g)
カンタン酢とは?
ミツカンから販売されている商品です。
ミツカンのホームページによると、
商品特徴
甘酢漬け、酢の物、お寿司、ピクルス、マリネ、肉料理など、いろいろなお酢メニューがカンタンに作れる調味料です。砂糖、食塩などを合わせる必要がないので、料理が苦手な方でも簡単に美味しくお酢メニューを作ることが出来ます。
(ミツカンホームページより)
とあります。
その名の通り、簡単にお酢料理が作れる便利な商品です。
原材料名を見てみましょう。
果糖ぶどう糖液糖、醸造酢、砂糖、食塩、レモン果汁、昆布だし/酸味料、調味料、香辛料
酢、砂糖、塩のほかに、レモン果汁や昆布だし、香辛料などが入っています。
三大旨味成分の一つである、昆布の旨味『グルタミン酸』が加わった合わせ酢のようです。
旨味と香辛料などが入っていますので、マリネなど美味しく作れそうですね。
原材料名の表示方法は、原材料に占める重量の割合の多いものから順に記載されています。
ですので、酢より果糖ぶどう糖液糖が多めに入っています。
すし酢の商品と比べても、少し甘めに作られているのがわかります。
栄養成分(100gあたり)
・エネルギー 120kal
・炭水化物 30.3g
・ナトリウム 1640mg(食塩相当量 4.2g)
すし酢に比べて塩味を抑えるなど味わいをよりマイルドにされているようです。
使い勝手が良く、万人に受ける味に仕上げられています。
レモン汁、香辛料がカンタン酢には入っているので、マリネ液やピクルス液に合います。
カンタン酢でも、酢飯やちらし寿司も作れます。
また、食酢商品が今まで瓶詰めが一般的であったのですが、ペットボトルを採用したことで、小容量のサイズで使いやすさを追求されているようです。
ちなみに
・三杯酢は、酢・醤油・砂糖(みりん)を合わせたものです。
(酢、醤油、みりんを同量混合していたことから、三杯酢と呼ばれるようになったそうです。)
・土佐酢は、三杯酢にカツオ出汁を加えたものです。
(鰹の出汁を用いるため、鰹で有名な土佐の名前が使われています。)
三杯酢より酢の酸味などが弱くなり、出汁の旨味も加わるので、淡白な魚介類などの和え物に使われます。
合わせ酢にもいろいろありますね。
米酢とすし酢の違いは?
米酢とは?
米を原料とした醸造酢です。
香りが強いのが特徴です。米の旨味と甘みと香りがあり、まろやかな味わいのお酢です。
加熱すると、香りが消えてしまいますので、酢の物や南蛮漬け、マリネなどの加熱しない料理に向いています。
価格は、穀物酢より少しお高めです。
米酢は、すし飯との相性が一番いいので、プロの寿司職人の大半は米酢を使っているそうです。
米酢とあわせて、砂糖、塩やオリジナルの調味料などを加えて各職人さんごとに個性を出しているようです。
米酢とすし酢の違いは?
・米酢は醸造酢です。
・すし酢は、酢・砂糖・塩などを合わせた、合わせ酢です。
すし飯を作る時のすし酢には、米酢がよく合います。
また、すし酢を配合すれば、酢飯以外にも酢の物やサラダなどにも使えます。
甘酢とすし酢の違いは?
甘酢とは?
酢・砂糖・塩を合わせた合わせ調味料のことです。
砂糖の代わりにみりんを使用する場合もあります。甘みの強い合わせ酢です。
基本の作り方は、酢:砂糖=1:1の割合で合わせ、そこに塩少々を加えます。
淡白な味の魚介類や、野菜などの料理に用いられることが多いです。
塩の代わりに醤油を加え、水溶き片栗粉を加えて加熱すれば、甘酢あんとなり、中華料理などに使われます。
中華料理に使われる甘酢あんには、トマトケチャップが加えられることもあります。
甘酢とすし酢の違いは?
基本の配合として
・甘酢は酢:砂糖=1:1に塩少々
・すし酢は酢:砂糖:塩=4:2:1
甘酢もすし酢も合わせ酢の一種です。
配合分量が違い、甘酢の方が甘めに作られます。
お酢には色々な効果があります。
お酢の効果
・減塩
・疲労回復
・カルシウムの吸収促進
・血圧正常化
お酢は、魚の臭みを取ったり、お肉を柔らかくしたり、素材の色を鮮やかにしてくれます。
減塩レシピにお酢を加えることで、アクセントになり塩分を抑えられるのに役立ちます。
疲労回復を促してくれたり、カルシウムと一緒にお酢を取ると吸収率が高まります。
毎日お酢を適量摂取することで、血圧を正常値に近づける働きがあるという報告もあるそうです。
うれしいことが沢山ありますね。
穀物酢とすし酢の違いは?
穀物酢とは?
小麦や酒かす、とうもろこしなどの穀物を原料として作られる醸造酢です。
一般的によく使われているのは、穀物酢です。
値段も米酢より安価なので、多くのご家庭に普及しているお酢だと思います。
さっぱりとした酸味とすっきりした味わいが特徴です。
くせがあまりなく、色々な料理に使いやすいお酢です。
香りがあまりないので、加熱による影響はほとんどないため、炒め物や煮物など加熱料理に向いています。
穀物酢は少しシャープな味わいで、米酢のまろやかな味と少し違いますが、大きな違いはなく米酢の代用品としても使えます。
上記でも何度か出ていますが、すし酢は酢・砂糖・塩などを混ぜた合わせ酢です。
穀物酢はお酢そのものです。
酢飯には、米酢の方が相性がいいと言われていますが、穀物酢でももちろん作れます。
ただ、コクや味のまろやかさ等、違いは出てきます。
穀物酢で、すし酢を作る時のポイント!!
①穀物酢と調味料に、昆布または昆布だしを加えて、いったん火にかけます。
②よく混ぜて、ご飯と混ぜ合わせます。
(こうすることで、酸味がマイルドになり味にコクとまろやかさが加わり美味しくなりますよ。)
まとめ
【米酢】
米を原料として作られた醸造酢です。
まろやかな味わいで、香りが強いので加熱しない料理に向いています。
【穀物酢】
小麦、酒かす、とうもろこしなどの穀物で作られたお酢です。
すっきりとした酸味で、香りがあまり強くないので加熱料理に向いています。
【すし酢】
酢・砂糖・塩などを合わせた合わせ酢です。
すし飯を作る時は、米酢を使われることが多いです。
【カンタン酢】
すし酢の原料に、レモン果汁、香辛料が加わっています。
味は、すし酢より塩味を抑えマイルドに仕上げられていて、色々なお酢料理が簡単に作れるようになっている商品です。
【甘酢】
酢・砂糖(みりん)・塩などを合わせた合わせ酢です。
砂糖が多めで甘さの強い合わせ酢です。
お酢には色々体に嬉しい効果もありますし、カンタン酢があれば、色々な料理がすぐに作れそうですし便利な一本ですね。
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