菓子パンって見つけたらつい買いたくなりませんか?
新しいパン屋さんができたとき!ドライブ中にパン屋さんを見つけたら吸い込まれるように入ってしまう!
スーパーでも季節限定の菓子パンを手に取ってしまいます!
そんな菓子パンの賞味期限や余ったときの上手な保存方法、解凍方法もご紹介しますね。
また、いろんなパンの賞味期限についてはこちらに詳しくまとめているので、ぜひ読んでください。
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菓子パンの賞味期限はどれくらい?
菓子パンは大手メーカーが工場で作るパンとパン屋さんの自家製菓子パンや自分で作る手作りパンがあります。
それぞれに賞味期限がありますが、この中で比較的賞味期限が長いメーカーのパンにも賞味期限の違いがあって、とても長く保存できるパンがあります!
その違いを種類別にご紹介しますね。
未開封の菓子パンの賞味期限
メーカーの菓子パン
菓子パンにも種類がたくさんありますが、菓子パンの王道!『クリームパン』で見ると購入から約3日です。
販売直営店や大手スーパー、コンビニ、通販などでしか購入できない八天堂、清水屋などのクリームたっぷりのパンは購入日の翌日です。
通販の冷凍で届いたクリームパンは、冷凍の状態で4ヵ月、解凍後は解凍日(要冷蔵)を含めて3日となっています。
ロングライフの菓子パンは製造から常温保存で120日!
なぜこんなにも賞味期限が長いのでしょうか?
- パテトーネ種という天然酵母を使っている:パテトーネは乳酸菌を多く含み強い酸性で、この種を使ったパンは保湿性があり、静菌性が高いために菌の繫殖を抑えられる
- 時間をかけてゆっくり発酵させる:パン生地の水分がタンパク質とデンプンと結びつき結合水の割合が増え、しっとり柔らかなパンになる
- 衛生レベルの高い環境の中で製造されている:パンにカビや腐敗菌が付かないようにしている
賞味期限が長く、美味しさや柔らかさもある菓子パンです!
パン屋さんの菓子パン
パン屋さんの菓子パンは購入した日から翌日です。
生クリームがたっぷりと入ったものや冷蔵保存の菓子パンは当日になっている物もあります。
手作りの菓子パン
保存料などが入っていないので、おおよそ2~3日以内になります。
夏場は当日になります!
賞味期限切れの菓子パンはいつまで食べられる?
菓子パンには賞味期限と消費期限が表示されているものがあります。
- 賞味期限は美味しく食べられる期間で、ほとんどが5日以上日持ちする食品に表示される
- 消費期限は安全に食べられる期間、ほとんどが5日以内に劣化する食品に表示される
賞味期限が切れてもすぐに食べられないことではありませんし、メーカーでは、賞味期限の日から1.2倍くらいは幅を持たせて設定しています。
その反対に、消費期限が切れたものは食べることはできません。
パン屋さんの菓子パンの賞味期限切れはどうしているの?
あるパン屋さんで働いている友人から、賞味期限切れのパンは持ち帰り、温め直して食べていると聞きました。
でも店長さんとの約束で、その日の内に食べるという事です!
また、菓子パンのクリームがたくさん入っている物やマヨネーズを使った総菜パンなどは持ち帰れないそうです。
それは、持ち帰るまでの温度管理が難しく傷みやすいからですね。
パン屋さんの菓子パンだけでなく、市販のパンも、メーカーでは「賞味期限切れのパンをお召し上がることはお控えください」と説明しています。
*賞味期限切れの菓子パンは1~2日くらいは食べられるけど、見た目やニオイ、少し食べて味を確かめてからよく判断して、お腹を壊さないよう最終的に食べるか決めた方がいいですね。
ママ
菓子パンって腐るとどうなるの?
パンの大敵は湿気と高温と菌です!
菓子パンが腐った時の特徴
- カビが生える
- ジャムやクリームの色が変色する
- 糸を引く
- 発酵臭や酸っぱいニオイがする
- 食べると苦いなど変な味がする
メーカーの市販のパンは衛生管理を徹底しているため、このような状況になることはめったにないのですが、
開封後半分食べて残りをテーブルの上に置いたままにしていた!なんてことになると菌が付いたり、25℃以上の室温に放置していた場合は、高温の環境になるので腐ってしまいます。
そして、パンを腐らせるさらなる敵は【ロープ菌】という納豆菌と同じ仲間の菌です!
パンが腐った時に糸を引くのはロープ菌によるものと言われています。
ロープ菌は厄介で焼いても死滅しません!
パン工場では、納豆菌と同じ様な菌なので、工場に納豆持ち込み禁止のところがあるようです。
また、ご家庭で手作りしたパンがロープ菌の原因で腐ったという例はあまりないようなので、「稀」なのかもしれませんが、作るときはしっかり手洗いをし、清潔な調理器具を使って、イースト菌を発酵させることが大事です!
ママ
菓子パンが余ったときの保存方法は?
メーカーのパンは長期保存ができるロングライフパンを含めて、独自の技術、製造方法から作られているため、未開封で賞味期限以内でしたら美味しさそのままで食べられます。
でもパン屋さんの焼き立ての菓子パンや手作りの場合は、その日の内に食べないと乾燥し、味が落ちて傷みやすくなります!
そこで、食品保存の達人から聞いた『上手な菓子パンの保存方法』をマスターして、余ったパンを美味しさそのままでストックしましょう!
常温保存
当日に食べる場合は、購入時の状態と同じように常温保存が乾燥せず美味しく頂けます。
ミニチョコクロワッサンなどいくつか袋詰めになっている菓子パンは、ジッパー付きのビニール袋に入れ替えてしっかり封をし、直射日光を避けて涼しい所に保存しましょう。
冷凍保存
当日中に食べきれない場合は、購入した(作った)その日のうちに冷凍しましょう!
菓子パンの冷凍保存の仕方
- 菓子パンにフルーツがのっていたら取り除く
- 一つずつラップでピッタリ包む
- フリーザーパックに入れ、しっかり中の空気を抜いて冷凍庫に入れる
冷凍する前にフルーツを取り除くのは、解凍すると食感が悪くなり美味しさがなくなるからです。
解凍は、自然解凍した後にトースターで軽く焼き、取り除いたフルーツのところにお好みのジャムをのせると美味しく頂けます。
また、アンパンを解凍したら、フライパンにバターを入れ熱して溶かし、その中にアンパンを入れ、フライ返しで少し押しながら両面焼いて食べるとバターの塩気と香ばしさがあって美味しいですよ♪
菓子パンの冷蔵保存はNG!理由は?
- ほとんどのパンは原料が小麦粉
- 小麦粉にはグルテンとデンプンが多く含まれ、デンプンは水分を含むことで柔らかくなる
- デンプンは水分が奪われると劣化して硬くなる
- しばらく空気に触れて乾燥したパンは、パサパサして風味がなく美味しくない
- 家庭用冷蔵庫の温度は0~4℃!この温度がデンプンの乾燥(劣化)が最も進む温度になる
- グルテンも水分が蒸発して乾燥すると硬くなる
保存後のパンを美味しく復活させるためには、冷蔵保存は避けた方がいいですね。
菓子パンの賞味期限はどれくらい?腐るとどうなる?保存方法は?まとめ
- 未開封の菓子パンの賞味期限は、メーカーのパンは3日で、八天堂や清水屋などのクリーム多めのパンとパン屋さんのパンは購入日または翌日、パン屋さんのパンは当日限定もある。ロングライフパンは120日
- ロングライフパンの賞味期限が長いのは、パテトーネ種(天然酵母)や製造方法に理由がある
- 賞味期限が切れた菓子パンは、期限後の概ね1~2日は食べられるが、よく見て確認してから自己判断する
- 菓子パンが腐るとカビが生えたりジャムなどが変色し、異臭と味の変化や糸を引くこともある
- 美味しく保存するには、当時中に食べる場合は、乾燥を防いで直射日光を避け涼しい所に置く
- 冷蔵保存はNG、長期保存では、ラップで個包装し、フリーザーパックに入れてから冷凍保存する
つい買い過ぎても上手に保存すれば、解凍時の一工夫で美味しさが復活できますね!
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