玉ねぎを吊して保存しているお宅の光景を見たことがある方もいらっしゃると思います。
初めて見たりすると、何でわざわざ外で保管しているんだろうと不思議に思うこともありますよね。
でもきっと良い事だから実践しているのだろうとは思うけれど、どのような理由でどのように行っているか次々気になってきますね。
そこで、今回は玉ねぎを吊して保存するメリット・デメリット、保存するためのネットや使い方などの疑問を解決するために1つずつお伝えしていきます。
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玉ねぎの保存で吊るすと良いのはなぜ?デメリットもある?
玉ねぎを吊して保存することの良い理由は大きく分けて3つです。
それぞれ説明していきますね。
メリット1:保存期間が長くなる
玉ねぎは、水分が比較的多いので、普通に保存しておくと傷みが早かったりしてしまいます。
その点、玉ねぎを干すことで、良い感じに中の水分が抜けて乾燥するので保存が効くようになるのです。
メリット2:味が濃くなる
吊すことで乾燥が進むので、玉ねぎの中身の旨みがギュッと凝縮され、普段食べている玉ねぎより味が濃くしっかりとした風味になり美味しさアップにつながります。
メリット3:虫が近づきにくくなる
デメリットでもお話するのですが、玉ねぎを吊した上でしっかり乾燥させておくとあるイヤ~な虫を寄せ付けなくする効果もあります。
続いて、デメリットですが大きく分けると1つです。
デメリット1:玉ねぎが大好きなゴキブリが近づいてくるかも!?
あまり、この名前を書いたり聞きたくないのですが、実はゴキブリ(以下G表示)は玉ねぎが大好きなんです。
どこからともなく、玉ねぎのニオイにつられてやってくるの彼らの悪いところ・・。
高いところに吊り下げておけば、幼虫や赤ちゃんGは羽根がないので飛んでくることはないのですが、成虫だと確実に飛んできます。
ただし、メリットにもあげたのですが、しっかり乾燥させることである程度ですが、抑制は出来ますし、もう1つの方法を吊す時に実践すればGを回避することも可能なのです。
その方法とは、柑橘類の皮を一緒に干すことです。
実は、Gは、レモンやみかんなどの柑橘系のニオイが大嫌いで近づこうとしません。
どんなに大好きな玉ねぎのニオイがあっても、柑橘系のニオイがあることで、嫌なニオイが上回るので、G対策をするなら柑橘系も一緒にということがポイントになります。
玉ねぎ保存で吊るす場合の賞味期限は?長期間持つって本当?
玉ねぎを吊して保存することで、長期保存が可能と上記でもお話しましたが、どの程度もつのでしょうか。
正しい状態で保存をして、中身がしっかりと乾燥することが出来れば約2ヶ月は保存することが可能です。
2ヶ月も保存が効くのであれば、吊しておくだけなのでとても良いですよね。
玉ねぎ保存で吊るす場所はどこがいいの?
玉ねぎを吊すときには、ただ外へ出すだけではいけません。
きちんと正しい場所で保存する必要があります。
玉ねぎを吊すベストな場所
①直射日光が当たらない場所
太陽の光を当てた方がしっかり乾燥出来るのではと思いますが、強い日差しを当ててしまうと、逆に玉ねぎが傷む可能性が高くなってしまいます。ですので、出来れば日があまり当たらないようなところにしましょう。
②風通しの良い場所
一定して風がよく当たるような場所が良いです。乾燥は出来るだけ風の力で行うことが玉ねぎにも優しいですし、より保存が効きます。
③屋根があるところ
屋根があるところに干すのには、雨が関係しています。
雨が降ってしまったら吊してある玉ねぎを全部、室内に入れなくてはいけないのかなと思いますが、雨でも基本的に屋根があって、水滴がかからなければそのまま吊したままでOKです。
玉ねぎ保存で吊るす場合ネットを使う方法やおすすめのネットは?
玉ねぎを吊す時にネットを使いますが、どのようなものが良いでしょうか。
オススメネット1
量が少ない場合などは、このようなネットを使うのがオススメです。
使用方法は、ネットに玉ねぎを入れて、ネットの口を閉めて吊すだけという簡単なものです。
あまりたくさん入れると落下や玉ねぎ同士の摩擦などで傷みが出やすいので少量ずつ干すようにしましょう。
オススメネット2
昔からある乾物を作る時や野菜を干すためのネットです。
数段の仕切りがあるので、玉ねぎ同士がくっつかず、また、玉ねぎを平坦に並べることが出来て、均等に風があたり乾燥も上手に出来るでしょう。
使用方法は、とにかく玉ねぎ同士をくっつかないようにして並べて干すだけです。
ネットがない場合に代用出来るもの!
①ストッキング
意外に使えてオススメなのが、ストッキングです。
通気性にも優れていますし、少量干すなら耐久性も問題ありません。
断線してしまったストッキングでもOKです。
使用方法は、まずストッキングを股の部分を縦に切って片足部分だけを使います。
ストッキングに1つ玉ねぎを入れて、入れた上の部分を1度縛り結び目を作ったあとに、次の玉ねぎを入れて、また縛るという形を繰り返してください。
玉ねぎを入れるごとに結び目を作る事で、強度が増しますし、玉ねぎがくっつかず保存出来ます。また、取り出すときにも使いたい分だけ結び目の下でカット出来るので便利です。
②カゴ
ネットがないというときには、カゴもオススメです。
カゴを使う場合には、玉ねぎ同士のくっつき防止や湿気対策のために新聞紙で1つずつ玉ねぎを包むか、仕切りなどを使ってくださいね。
玉ねぎ保存で吊るす場所や期間は?ネットを使う方法やおすすめも!のまとめ
玉ねぎを吊して保存することについてご紹介しました。
・玉ねぎを吊して保存するメリット
①保存期間が長くなる
②味が濃くなる
③虫が近づきにくくなる
・玉ねぎを吊して保存するデメリットは、ゴキブリが近づく可能性がある
・玉ねぎを吊して保存すると約2ヶ月程度は日持ちする
・玉ねぎを吊すベストな場所
①直射日光が当たらない場所
②風通しの良い場所
③屋根があるところ
・玉ねぎを吊すネットは、専用ネットか代用出来るストッキングやカゴを使うのが良い。
玉ねぎを吊して保存するだけで長期的に保存出来るなんて良いですよね。
注意点やコツなどを守れば、簡単に出来るので、これから乾燥しやすい時期ですし試してみてはいかがでしょうか。
また、玉ねぎに関する豆知識はこちらにまとめているのであわせて参考にしてくださいね。
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